こんにちは。月李せんです。
今回はアニメ「DEATH NOTE」の魅力を紹介していきます!
私はアニメや漫画が好きでよく見るのですが、そういえばレビューを書いたことがない、
ということで今回はアニメ・デスノートの魅力を語ります!
これから見ようと思っている方、純粋に作品について知りたい方に向けて、デスノートの魅力をお伝えできれば!
アニメ・原作を知らない方にはネタバレとなってしまう箇所もございますが、基本的には配慮しております。
「DEATH NOTE」とは?

DEATH NOTE
「DEATH NOTE」は週刊少年ジャンプで2003年から2006年に連載された漫画作品です。
原作の大場つぐみさんと、漫画の小畑健さんが共同で制作されました。
アニメが2006年から2007年にかけて放映(全37話)されると、同年に映画化されるなど大人気の漫画となりました。アニメの監督は「進撃の巨人」「ギルティクラウン」などで有名な荒木哲郎監督が担当されています。
「計画通り!」でお馴染みの主人公・夜神月が、偶然拾った「DEATH NOTE」を使い自分が信じる正義を達成しようとするお話です。
それでは、これからアニメ版・デスノートを見よう!と考えている方に向けていくつか魅力をご紹介できればと思います。本当に面白くておすすめなので本記事を読んで興味を持っていただければ幸いです!
【魅力1】繊細な心理描写

アニメ版での一番の魅力は繊細な心理描写だと思います。光や影で演出したり音楽で盛り上げたりできる分、登場人物たちの心理的な葛藤や恐怖がよく表現されていると思います。
特に印象的なのは25話です。月とLが屋上で会話する場面。この項のサムネイルはそのシーンですが、ここは実はアニメオリジナルの場面だそうです。荒木監督はインタビューで以下のように語られています。
あの話(25話)にオリジナル要素が多かったのには、30分でひとまとめにするにあたって、いくらかかたちとして膨らませなくてはいけなかったという都合がまずあります。その上で、特別な回という印象を与えるために、いつも大量にある台詞を逆に少なくするべきだろうと思ったんですよ。神聖な静けさみたいなものがフィルムに宿ればいいなと。
https://www.madhouse.co.jp/works/2006-2005/works_tv_deathnote_interview.html
確かに25話は沈黙が多く、登場人物の心理描写に全振りしているイメージがありました。荒木監督は「進撃の巨人」でも、強烈な感情を際出せるために立体機動装置の描写に力を入れられていて、登場人物の心理描写を特に大切にされている印象があります。
追記 おすすめポイント
心情描写関連でもう一点。デスノートの魅力は特に、「人間」への深い洞察だと思ってます!!
以下に挙げるのはその一部です。
まずは夜神月がノートを一度土に埋める一幕。
夜神月は将来記憶を失った自分がするであろう行動さえも計画の一部に入れています。
「僕はそういう人間だ」
というセリフが物語ってます。デスノートを使う前の自分と、使っている自分を無意識に分けていて、自分の性格さえも駒として使っていることに、悲しさを覚えるのは私だけでしょうか・・・。
ここに人間は基本的に自分を強く信じていること、そして悪に染まりきれないという強いメッセージを感じます。火口が登場する場面でも、未来の自分に賭けている場面はたくさんありますよね。
次ですが、アニメオリジナルの部分です。
恐らく荒木監督が追加した部分ですが、こちらもデスノートのテーマを内包していると思います。エルが孤児院の子供達に「怖いものは何?」と聞かれる場面。そこでエルは以下のように答えるんですよね。
「怖いもの・・・ですか。・・・オバケ・・・ですかね。ただ色んなオバケがこの世にはいます。姿を見せずにイタズラするオバケ。子供をさらっていくオバケ。夢を食べるオバケ。血を吸い取るオバケ。そして、嘘ばかりつくオバケ。嘘つきオバケは厄介です。彼は他のオバケよりずっと手強い。人の気持ちを一つも分からないくせにのうのうと人間のふりをしている。お腹が空いたこともないのにご飯を食べる。興味もないのに勉学にいそしむ。友を愛したこともないのに友情を育む。そんなオバケが現れたら私はとって喰われてしまうかもしれませんね。だって、そのオバケは私なのだから・・・」
と答えるんです。私はこの「嘘つきオバケ」に人を欺き続けた月の姿が重なるんですよね。
エルもある意味では嘘つきオバケであると思います。
2人は似たもの同士だから、お互いに興味を持ったのではないでしょうか。
そもそも自分と全く違う人には惹かれませんよね。皆さんも経験あると思います。
月とLはライバルとして描写されていました。しかしもしかすると、合わせ鏡だったのかもしれません。
以上、私がデスノートに感じる魅力の一つにはこういった人間への深い洞察があります。
【魅力2】ダイナミックな演出

続いて2つ目。ダイナミックな演出です。
全編を通してダークな雰囲気はありつつ、見せ場はダイナミックな演出で、強烈な光を魅せるところが特に特徴的だと思います。
個人的に強い光は闇の中で際立つものだと思っているので、アニメ・デスノートのダークな雰囲気の中で光を強調する手法はとても好きです。
主に強調されているのは夜神月の「正義感」や「目標達成への執念」などでしょうか。デスノートの社会そのものが暗い雰囲気なのでそういった社会では月のある意味「純粋な信念」は「光」としてダイナミックに表現されているのではないでしょうか。
余談ですが、いつの間にか月を応援したくなってしまうのもこういった部分にあるのかもしれません。
「夜神月」のキャラクター像について考察しているこちらの記事は面白いのでおすすめです!
▼「表の性格」と「裏の性格」DEATH NOTE 「夜神月」について考察する
【魅力4】『正義』への問い
続いて3つ目。正義への問いです。
これはアニメに限らず原作でもそうですが、デスノートでは「正義」への問いがあるように思います。
物語の中盤、月はデスノートの記憶を無くし、Lとのキラ捜査に協力します。
そこで描かれる夜神月は「正義感の強い熱い男」です。キラの頃の月とは全く違いますが、ある「正義」を信じているという点では、この2人は同じだと思うんです。
ただ一点違うのが、信じる「正義」が社会に受け入れらている側のものか、否かです。
作中ではキラと対比して「綺麗な月」として描写されていますが、必ずしもそれが「正しい」とは言い切れない・・・
正義とは?と聞かれて簡単に答えることができないように、それだけ正義とは、「これだ!」と限定できるものでもない難しさがあると、デスノートを見ると感じます。
【魅力3】絶妙な『間』

最後は、絶妙な「間」です。
冒頭の荒木監督のインタビューでもあったように、アニメ・デスノートには神聖な静けさのようなものを感じます。
以前、とある人がデスノートを見て「なんであんなに間、長いの・・・?」と言っていました。
人によっては長く感じてしまう「間」。しかしこの「間」こそが、デスノート独特の神聖な静けさを演出しているのではないでしょうか?
「間」があることによって前後の描写が際立ちます。また視聴者と沈黙を共有することで印象的なフィルムが創れるように思います。デスノートでは一つの手法としてこの「間」がたくさん活用されています。神聖な雰囲気を味わいたい方にはこの点で特におすすめです!
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
少しでもデスノートの魅力が伝わったでしょうか・・・?
「計画通り!」がとても有名ですが、それ以上に物語の中にあるテーマ性やアニメ独自の演出など
とても魅力的な作品なので、よかったらぜひご覧ください!
それでは、また次の記事で。
